日本の子供の6人に1人が貧困という現実

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外国で暮らすようになって何年も経つので、最近の日本の状況についてよく分かってなかったんですが、少し前にネットニュースで、こんな記事をみかけました。

『おなかすいたら、おいで 孤食防止へ安価なこども食堂』

「こども食堂」が首都圏で続々と生まれている。

おなかをすかせたり、家で一人で過ごしたりしている子どもたちが、低料金や無料でご飯を食べられる。

「食」を通じて子どもたちの居場所をつくる取り組みが広がっている。

食堂を始めたい大人向けの講座も盛況。

「食堂を始めたいが、どうしていいかわからない」

「子どもたちにどうやって知ってもらえばいいのか」

東京都世田谷区の存明寺(ぞんみょうじ)で、この冬開かれた「こども食堂のつくり方講座」。

主婦や元教師、会社経営者、地方議員……。

都内や埼玉、神奈川、香川各県から参加した19人が車座になり、食堂を運営する4人の「先輩」たちに、場所の探し方やスタッフの集め方などを質問した。

講座は全国各地のこども食堂が参加する「こども食堂ネットワーク」の主催。

存明寺住職の酒井義一さん (56) と、妻の浩美さん (50) も昨年7月に講座に参加し、同9月に「ぞんみょうじこども食堂」を始めた。

毎月1回の午後5~7時、寺の客殿でボランティア8人とキーマカレーを振る舞う。

2歳までは100円、3歳以上は200円、大人は300円だ。

毎回30~40人がごはんを食べに来る。

浩美さんは、「顔と名前がわかる人たちが集う温かい雰囲気の食堂にしたい」。

そうした雰囲気の中で、子育てに悩む親が思いを打ち明け、一人でごはんを食べる子どもも安心して来られる場になれば、と願う。

当時5歳の長男と2歳の長女と来ていた40代の女性会社員は「保育園の帰りに寄れるので便利」と話した。

東京都練馬区で飲食店を営む只野公朋さん (39) は昨年10月、区民館を借りて「ダイコンこども食堂」を始めた。

子どもは無料、大人は300円。 毎月第1、第3月曜に開き、子どもや親子連れなど毎回約10人が訪れる。

区内の「ねりまこども食堂」をSNSで知り、見学したのがきっかけだ。

日本の子どもの6人に1人が貧困とされることを知り、ショックを受けたという。

「食堂なら自分にもできる」。

支援が必要な子どもたちとつながるため、スクールソーシャルワーカーや民生委員、支援団体などを訪ねた。

小学生の2人の子どもがいるシングルマザーの40代の女性は「生活はいろいろ大変ですが、私は気分転換できるし、子どもも楽しみにしています」と話す。

只野さんは「行政や地域とのネットワークを広げたい」と言う。

先月、入浴や洗濯もできる2カ所目のこども食堂を区内に開いた。

(以下、略)

*引用:SmartNews

貧困というのが具体的にどの程度なのかわからなかったので、ちょっと調べてみたところ、小学生の場合、「1日の食事が学校の給食だけ」というレベルらしいです。

そんな状況なんで、夏休みとか長い休みが明けて新学期が始まると、げっそり痩せて登校する子供も多いらしく、自分が想像していたよりも深刻な状況でした。

これは、単純に家庭の金銭的な事情で食べられないというよりは、何か他の事情があって家に帰ることができず、結果として食にありつけないということもあるのかもしれませんが、現在の日本にあって、内容はともかく満足に食べることができないという話は正直ショックです。

しかも、その割合が6人に1人なんですねぇ…

ひとクラス24人だとしても、4人が食べるのに困ってる計算で、平成バブル前夜に少年期を過ごした自分には本当に理解しがたい状況です。

ただ、こういうところで、お寺さんが主導してるのはさすがだと思います。

自分の記憶でも、幼かった頃、よく、近所のお寺に行って友達と遊んでました。 公園もあったんですが、何というか「安心感」みたいなのがあったんですよね。

夏なんかは、よく、住職さんから、

「暑いだろう、こっちに来てお水を飲みなさい」

と言って、水道水を飲ませてもらったりしてました。

そいういう意味で、主旨や取り組みは素晴らしいのですが、やはり、お寺や民間のボランティだけではできることにも予算にも限界があると思います。 実際、今回のニュースでも、開催できるのは月に数回で、子供でも無料にはできないみたいですし。

それにしても、こういう日本のネガティブな話ってなかなか外国には伝わってこずに、(今現在、東南アジアの貧しめの国に暮らしてるんですが)こっちの日本語版のフリーペーバーを見てると、日本の話題と言えば「日本の首相がどこの国いって何百億の支援を約束した」みたいな景気の良い話ばっかりです。

日本がここまでの窮状になってるんであれば、それでなくても少子高齢化で人口が減っているのだから、国力を保つためにも、本来は、国が公共の施設を全国にくまなく作って最優先事項で取り組むべき大問題じゃないでしょうか。